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いぼ痔の症状と治療法!便器が真っ赤に染まるほどの出血!?

しょっちゅう便器を真っ赤に染めている…恥ずかしいけどなんとかしたい!こんな悩みを抱えてはいませんか?実は痔は3人に1人が抱えている意外とメジャーな症状で、そのうちほとんどはいぼ状に腫れあがったいぼ痔なのです。今回は、いぼ痔の種類や症状、対処法、治療法について、ご紹介していきます。

1人の医師・医学生がチェック済み

いぼ痔とは

いぼ痔とは、排便時のいきみなどによって肛門に負担がかかり、血液の流れが悪くなることで細い血管が一部腫れあがったものをいいます。
医学的には「痔核(じかく)」と呼ばれます

いぼ痔の種類

痔核 いぼ痔の種類

内痔核

肛門から約2cm奥へ進むと歯状線という肛門の皮膚と直腸の粘膜の境目があります。
これよりさらに奥にできた痔核を内痔核といいます。

外痔核

内痔核に対し、歯状線より肛門側にあるものが外痔核です。
同じ痔核でも、できる場所によって症状は異なります。

いぼ痔の原因

痔核 いぼ痔の原因
出典:ninpu.info

いきみ

主な原因は排便時のいきみです
肛門の皮膚や直腸粘膜の下には血管が走行していますが、いきみによってこの部分の筋肉が収縮し、血液の流れが悪くなります。
すると、血液が還流がうっ滞していぼ状に腫れあがります。

ストレス

腸の動きは自律神経によって支配されていますが、この自律神経はストレスや疲れなど身体の不調によって影響を受けます。
腸の働きに異常が生じると、下痢や便秘の原因になりますが、下痢では勢いよく便が排泄されることで、一方便秘では排便時にいきみが必要になることで、いずれにしてもいぼ痔の原因になります。

同じ姿勢を続ける

長時間座っている状態では、おしりに体重がかかり続けることで肛門周辺に大きな負担がかかります
この結果、肛門周辺の血流が滞り、いぼ痔の原因になります。
ソファーのように柔らかすぎる素材や、床などの硬い場所ではさらにリスクが高まります。

いぼ痔の症状

腫れたしこりを触れる

痔核 腫れたしこりを触れる
出典:www.tadapic.com

外痔核は肛門の皮膚にあるため、しこりとして触れることができます。
また、内痔核であっても、肛門の外側まで出るほど膨らんでしまった場合は、同じようにしこりを触れます。

排便時の出血

血の色は鮮血といわれるような赤い色をしていることが多く、量はトイレットペーパーに少し付着するだけの場合もあれば、便器が真っ赤に染まる場合もあります。
出血の仕方も、ぽたぽた垂れる場合やシャーッと吹き出すなどさまざまです。

違和感やかゆみがある

本来ないはず出っ張りがあることで、肛門周辺には違和感が生じます。
また、痛みからトイレットペーパーで拭いきれなかったり、入浴の際に洗えない状態が続くと、不潔になってしまうことでかゆみが生じることもあります。

粘液がもれる

痔核 粘液がもれる

肛門は通常、蓋のような役割をしている肛門括約筋という筋肉によって閉じられているため、粘液が漏れるようなことはありません。
しかし、肛門周囲に痔核ができることで、蓋の形がいびつになり、その隙間から腸の粘液が漏れることがあります。

腹痛・下痢

便秘ではいきみが強くなり、下痢では勢いよく便が出るため、いずれにしても痔核の原因になります。
痔核の痛みから便を我慢するようになると、いずれ腹痛から下痢を引き起こすようになり、悪循環に陥ります。

膿が出ることも

手足の傷口に細菌が感染してしまうと膿んでしまうのと同じように、痔核に細菌感染が起こることもあります。
この場合、痔核から膿が出てくるようになります。

眠れないほどの痛み?いぼ痔の出血と痛みの特徴とは

痔核 眠れないほどの痛み?いぼ痔の出血と痛みの特徴とは

始めは痛くない、内痔核

出血

血管が腫れ上がったものなので出血しやすく、排便時に便がこすれるだけで便器が真っ赤になるほどの血が出ることも珍しくありません。
自覚症状に乏しいため、突然の出血で見つかる例が多くなっています。

痛み

内痔核では多くの場合痛みを感じません
私たちの身体には温度覚(温かい、冷たい)や痛覚などの感覚を担う知覚神経が張り巡らされており、これによってさまざまな感覚を得ています。
しかし、歯状核より内側の粘膜には知覚神経が走っていません。
このため、ほとんどの場合で痛みは感じません。

外痔核

出血

比較的身体の外側にあるため、排便のときはもちろん、衣服がこすれるような刺激であっても出血することがあります。

痛み

肛門周辺の皮膚には知覚神経が走っています。
このため、手足に怪我をしたときに痛みがあるのと同じように、外痔核では痛みを感じます

激痛の嵌頓痔核

痔核 激痛の嵌頓痔核
出典:www.maruho.co.jp

嵌頓痔核とは

内痔核は本来肛門の内側に留まっているものですが、大きく腫れあがって肛門の外側まで出てきてしまうことがあります。
外痔核と同じく触われる位置にできる痔核ですが、痔核の付け根が歯状核より内側にあるという点で異なります。

このうち、肛門から出てきてしまった痔核が手で戻そうとしても戻らなくなったものを嵌頓痔核といいます。

嵌頓痔核の痛み

内痔核の段階では痛みは感じませんが、ここまで大きくなると、肛門周辺の知覚神経を圧迫するようになり、激しい痛みが現れます。

血栓性外痔核

血栓性外痔核は血豆

血栓(血のかたまり、血豆)が血管を塞いでしまうことで血流が滞り、外痔核が生じるものです。
血栓が溶けてしまえば、溜まった血液は自然に吸収されます。

血栓性外痔核の痛み

外痔核の1つであるため、痛みを感じます。
ただし、通常の外痔核よりも痛みが強いといわれています。

自分でできる対処法や治し方

痛みやかゆみ、出血の対処法とは

痔核 痛みやかゆみ、出血の対処法とは
出典:www.tadapic.com

半身浴などで患部を温める

痔核の原因は血液の流れが悪くなることです。
血管は温めると拡張し、冷やすと収縮する特徴があるため、血液の流れをよくするためには、温めることが有効です。
また、温めることで血栓を溶かす効果もあります。

ウォシュレットでおしりを清潔に

痛みからなるべく刺激しないようにと放置して不潔になってしまうと、かゆみを起こし、つらい症状が続く原因になります。
ウォッシュレットなどを使用して、できるだけおしりは清潔に保てるように気をつけましょう。
ただし、洗いすぎて皮膚に細かな傷がついてしまうと、そこから細菌感染が起こる原因にもなってしまうので、留意しましょう。

ナプキンをクッション代わりに  

いぼ痔では衣服のこすれが刺激になって出血や痛みが出ることも少なくありません。
クッションとしてナプキンを使用することでも、痛みを和らげ、出血を予防することができます。

いぼ痔の改善にできること

痔核 いぼ痔の改善にできること

トイレの時間は短めに

トイレで長時間いきむ習慣がついている場合、いぼ痔を助長させてしまう原因になっています。
トイレにいる時間はいぼ痔を作っている時間と考え、5分経っても排便の気配がない場合はいさぎよくあきらめましょう。

便秘を治そう

排便のときにいきみが必要な便秘はいぼ痔の原因になります。
いぼ痔を治すためには便秘を治すことが不可欠です。
ヨーグルトを食べて腸内環境を整える、朝食を食べて毎朝腸を刺激する習慣をつける、排便にかかせない腹筋を鍛えるなど、快便に向けてチャレンジしましょう。

いぼ痔におすすめのくすり

オロナインは使える?

オロナインは切り傷や擦り傷、肌荒れだけでなく、しもやけや火傷にも使える万能薬です。
オロナインの成分には消毒薬や止血薬が含まれているため、いぼ痔においても感染によるかゆみや出血などの症状に対しては有効です。
ただし、あくまで原因は血流のうっ滞なので、根本的な解決ではなく、症状を落ち着けるためのものと理解しましょう。

ボラギノール

ボラギノールA注入軟膏

ボラギノールA注入軟膏

1,236円

1.4種の成分がはたらいて、痔による痛み・出血・はれ・かゆみにすぐれた効果を発揮します。

2.肛門内部・外部の痔に使用できる携帯に便利な痔疾用薬です。

3.刺激が少なく、なめらかですべりのよい油脂性基剤が傷ついた患部を保護します。

サイトで購入

痔といったらボラギノールが思い浮かぶ方も多いと思います。
ボラギノールには炎症を抑える成分が含まれており、炎症を抑えることで腫れやかゆみ、痛みを落ち着かせる効果があります。
また、傷の回復を助ける成分や血液の流れを改善させて血流のうっ滞に効果を示す成分も含まれています。

病院での治療について

病院は何科へ行けばいい?

肛門科・肛門外科

痔核 肛門科肛門外科
出典:www.tadapic.com

消化器の中でも特に肛門を専門としているのが肛門科や肛門外科です
初めからご自身で肛門科や肛門外科を選ぶのも1つの手ですし、一度消化器外科に受診し、より専門性が必要と判断された場合に紹介となることもあります。

消化器外科

消化器とは口から食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、結腸、肛門までの通り道に加え、肝臓や膵臓など消化液を分泌する臓器を丸ごと含めたものです。
いぼ痔も消化器外科の領域に含まれます。

妊娠中は産婦人科に相談を

妊娠中は、赤ちゃんの体重によって肛門周辺への圧迫が増すため、いぼ痔になりやすくなる傾向があります。

膣の入り口と肛門との距離は近いため、妊娠中は肛門周辺への感染症も避けたいものです。
放置はせずに産婦人科に相談し、対処法を考えることが必要です。

治療にはどれくらいかかる?

痔核 治療にはどれくらいかかる?

治療にかかる期間

初期であれば、生活を改善させるだけで2,3日程度で改善し、1週間ほどで完治します。
程度によっては薬を用いて治療することもあります。
特に外痔核は自然治癒しやすいといわれています

一方、大きくなってしまった内痔核は手術によって取り除くか、痔核に薬剤を注入して硬く縮める硬化療法によって治療する必要があります。
治療には1週間程度要します。

治療にかかる費用

軽度であれば、薬のみで治療できるので2,000~3,000円ほどですが、手術が必要な場合30,000~40,000円、さらに入院が必要な場合には100,000円ほどかかることもあります。

最終更新日: 2016-11-11

タグ:
痔核

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