生え際には効かない?ミノキシジル注射の発毛効果や施術の流れ
発毛成分ミノキシジルを直接頭皮に注射する治療法「育毛メソセラピー」が誕生。内服、外用薬より効果が高いと言われているが本当なのか育毛メソセラピーの特性からデメリット等、あらゆる疑問を調査して記事にまとめました。
目次
ミノキシジル注射とは
別名「育毛メソセラピー」と呼ばれているミノキシジルの成分を頭皮に注射する治療法です。
それならば塗布する外用薬で解決するのでは!?と思う方がいるでしょう。
結論から言うと、ミノキシジル注射にはこんな魅力があります。
- 治療初期に活用すると最終的な発毛効果が高くなる
- M字ハゲの生え際など、治療の難易度が高い部分にピンポイントに処置可能
- 副作用が少ない
ここでは、そのミノキシジル注射の特徴である発毛促進・成長成分から治療効果等を順番にご紹介していきます。
最新の医療技術である育毛メソセラピーをご存じですか?内服薬、外用薬でも効果...
発毛因子、成長因子配合
ミノキシジルには主に2つの発毛成分「VEGF」、「FGF-7」が含まれています。
この成分たちは、発毛に必要不可欠な成分であり、成長と促進を合わせた成分が頭皮に直接浸透させていく働きがあります。
【発毛成長因子】VEGF
VEGFは、血管内皮細胞の増殖を始めとした血管新生過程の促進、血管透過性の亢進作用を有することから、血管新生が重要な役割を果たす各種疾患との関連が推定されている。
引用元: www.medience.co.jp
簡単に言うと、頭皮内部の毛細血管を更に枝分かれさせ、広範囲に張り巡らせるという働きがあります。
つまり、「血行促進」ではなく血管自体を増やし、毛根部に栄養を今迄以上に送れるようにして髪を生やすというメカニズムとして大きな効果を発揮している成分となっています。
【発毛促進因子】FGF-7
FGFは、血管新生、創傷治癒、胚発生に関係する成長因子の一種。
FGFはヘパリン結合性タンパク質で、細胞表面のプロテオグリカンの一種ヘパラン硫酸と相互作用を持つことがFGFのシグナル伝達に不可欠なことが明らかになっている。
FGFは広範囲な細胞や組織の増殖や分化の過程において重要な役割を果たしている。引用元: ja.wikipedia.org
2種類の中でもFGF-7は、「発毛促進因子」と呼ばれる程発毛の促進には必須なもので、発毛司令を送る「毛乳頭」に存在している成分です。
このFGF-7を増やし、毛母細胞の分裂を促せば髪の毛が生えることに繋がるので、もし薄毛で悩んでいる方は、このFGF-7の分泌が非常に少ない事も原因の一つとなっています。
ミノキシジル注射の効果を調べる際は、是非この2つの成分を理解してください。
注射治療の効果
【塗布する外用薬の場合】
- 頭部に直接塗り、髪の毛を作る毛母細胞へ届き、頭皮に浸透していったら効果はある
- だが実際の所、外部からミノキシジルを塗っても上手く患部へ届かないことも多い。
→ミノキシジルは分子が大きいため、頭皮の皮膚に浸透しづらいことや、頭皮の皮脂膜に邪魔をされて上手く浸透しづらいこと等がある
【頭皮に注射する場合】
- ミノキシジルの成分が直接頭皮の中に入っていくので、ピンポイントで薄くなっている頭皮の箇所にアプローチができる
体全体に成分が分散されることなく、頭皮への直接効果があることでも人気を誇っているこの治療法、是非皆さんもいかがでしょうか。
ミノキシジル注射のメリット
ミノキシジル注射の更なるメリットを紹介する上で、ここではミノキシジルタブレットである内服薬とどれほど効果が違うのかを見ていこうと思います。
効果が高い
結論を言うと、ミノキシジル注射の効果は、内服薬であるミノキシジルタブレットより高いと言われています。
【外用薬の場合】
- 頭皮への浸透に限界があるため、内服薬やミノキシジル注射よりも効果は低いです
【内服薬の場合】
- 身体に直接入れる形式なので直接的効果が高いと言われているが、身体全体に効果が分散されてしまい、副作用が全体に行きやすい欠点もあるため、必ずしも効率的とは言えない。
【ミノキシジル注射の場合】
- 注射針や専用の器具を用いて、VEGFやIGF-1等といった成分を直接頭皮の中に注入するため、頭皮以外への副作用の影響が少なく、短期間で発毛効果を実感できる。
これらの理由があり、ミノキシジル注射はどの療法よりも効果が高いと言われています。
実は!改善が難しいと言われているM字ハゲにも効果があると言われています。
M字ハゲに効果大!?
【M字ハゲの特徴】
- 生え際などのM字の部分は、毛細血管が縮小していて血行が非常に悪い所。
- 外用薬を使用しても、なかなか発毛効果を実感するのに時間がかかり、M字の薄毛はAGA治療でもかなり難しい部分と言われている。
その点では、メソセラピーの治療法を使用することの大きなメリットとして、ピンポイントでミノキシジルを生え際のM字部分に注入することで、眠っていた毛母細胞が活性化しやすいため、内服薬や外用薬以上に短期間で効果的な治療が望めます。
副作用が内服薬に比べて低い!
実際の所、ミノタブである内服薬との副作用を比較すると、ミノキシジル注射のほうが副作用の影響が少ないと言われています。
【理由】
- 内服薬であるミノタブは摂取することで、身体全体にミノキシジルが分散されてしまうため、直接的効果は高くても頭皮以外にも副作用が拡がるリスクが高いから。
- ミノキシジル注射の場合、頭皮に直接注入するので、身体全体に分散されることはないので、内服薬よりは影響が少ないから。
ミノキシジル注射のデメリット
AGA、薄毛治療法として高い評価を得ているミノキシジル注射ですが、その治療法にもデメリットはあります。
ここではどんなデメリットがあるのかを簡単にご紹介していきます。
費用が高い
ミノキシジル注射のデメリット1つ目が、注射の費用コストが高い点です。
注射にかかる費用は、1回3万円~10万円程度かかります。
しかも注射の費用は、保険適用外なので、高く付いてしまうというのがかなりの欠点です・・・。
注射はミノキシジルだけを注入する以外に、発毛成長因子・栄養素なども含め、注入するタイプがあります。
この発毛成長因子をいれるか、栄養素を入れるかなどでも価格は大きく変動します。
継続した注入が必要
外用薬・内服薬は、基本的に初期半年から1年の継続使用が前提になっています。
もし塗布や服用を中止した場合、発毛効果もストップしてしまうので注意しましょう!
発想としては「ミノキシジル注射で発毛させる→プロペシアなどで発毛した髪の脱毛を防ぐ」ということです。
ミノキシジル注射も同じで、担当医師に施術してもらった後、決められた期間で治療していきます。
その後定期的に担当医師から再びミノキシジルを注入してもらうので、これを途中で断念してしまうと効果は継続せず、薄毛改善に繋がらないままになってしまいかねないので、くれぐれも注意して治療を考えましょう!
ちょっと痛いかも
ミノキシジルの注射は、髪が薄いポイントを決め、数カ所~10数カ所に対して、ミノキシジルを頭皮に注入していきます。
この治療法は頭皮には麻酔しないで、直接、注射をしていくクリニックが多いです。
そうなってくると気になるのが、注射時の痛みですが、ほとんどのAGAクリニックではその痛みを緩和する方法をとっています。
【痛みを緩和する方法】
- 第1に、注射針を極細にして痛みを緩和する方法です。
チクっとしても、数秒間、ミノキシジルを注入するだけなので、それほど痛みは感じません。 - もう1つは、注射前に頭皮を-4~0度くらいに冷やす器具を使い、その後すぐに注射することで痛みを感じにくくする方法です。
頭皮は冷やされて麻痺状態になるので、痛みの感覚がほぼないです。
【動画あり】施術の流れ
では実際にどんな流れで施術が始まっていくのか。
順を追って説明していきます!
更に更に!実際のミノキシジル治療法を行った施術動画もこのセクションで掲載されているので、そちらも是非御覧ください!
頭皮状態のチェック(カウンセリング)
毛根・頭皮・毛髪の状態を確認し、ミノキシジル注射が効果的であるかどうか診察する段階から入っていきます。
医師が一人ひとりの悩み、症状についても具体的に伺ってくれますので、患者様にあった治療内容をしっかりとご説明し、納得されたら治療をお受けいただくことができます。
注射治療
痛みを極力緩和させる方法として極細の針を用いた治療法で、頭皮の気になる部分全体にミノキシジルをしっかり注射していきます。
上記でも痛みを緩和させる注射治療法を紹介しました。
基本的にはこのような注射治療法となっているので、難しく考える必要はありません。
【痛みを緩和する方法】
- 第1に、注射針を極細にして痛みを緩和する方法です。
チクっとしても、数秒間、ミノキシジルを注入するだけなので、それほど痛みは感じません。 - もう1つは、注射前に頭皮を-4~0度くらいに冷やす器具を使い、その後すぐに注射することで痛みを感じにくくする方法です。
頭皮は冷やされて麻痺状態になるので、痛みの感覚がほぼないです。
ダウンタイム無しで完了
施術に必要な時間は、治療する範囲にもよりますが、5~30分程度で済みます。
術後のダウンタイムも無いので一度の治療でかかる時間は短くて済むようです。
ですが、施術したその日のシャンプー・入浴は控えるようにしてください。
【動画】実際の治療の様子
こちらは、実際に行われていたミノキシジル注射の施術動画です。
効果がでるまでの期間
有名な専門クリニックでは、施術後半年間で8回の施術を行っているため、***早くて1~3ヶ月、長期で約半年以上かかると言われています。
***この効果はあくまで個人差によるものなので、長期治療法と考えて施術に望みましょう。
もし治療効果に更なる期待を高めたい方は、内服薬であるミノタブ、またはプロペシアを併用した治療法もオススメです。
生え際の薄毛やM字ハゲは改善が難しいとされています。
しかし、M字ハゲにも効...
濃度による効果の違い
ミノキシジルは、元は血管拡張剤として開発された成分で、高血圧の患者さんが飲むお薬として用いられていた医薬品だったため、過剰摂取すればするほど副作用のリスクが高くなる薬剤となっています。
そこでここでは、ミノキシジルの濃度による治療効果の違いを主体に、治療頻度から回数に言及して改めてご説明していきます。
治療頻度
一般的な治療頻度としては、1ヶ月に1回の治療で、およそ3ヶ月から6ヶ月の間で効果が現れるようになります。
勿論効果は個人差によって違いが生じますのでご理解ください!
治療回数
一般的な治療回数は、月に1回、6ヶ月を目安としているので、約6回の注射治療を行っています。
ある有名なクリニックでは半年を目安に、最初の2ヶ月で2週間に1回ずつ施術をし、残りの4ヶ月は月に一回ずつ注射していくという流れになっています。
クリニックによって治療期間は異なってくるので、もしこの治療を受けたい!!という方は、下記でご紹介するクリニックを参考に是非一度無料カウンセリングを受けることをオススメします!
病院別の価格比較
料金(1回) | 治療法 | |
---|---|---|
AGAスキンクリニック | 50,000円 | Dr'sメソセラピー |
銀座総合美容クリニック | 19,440円 | ノーニードル育毛メソセラピー |
AGAルネッサンスクリニック | 69,800円 | 毛髪再生メソセラピー |
【AGAスキンクリニック Dr'sメソセラピー】
- 注射器を使って頭皮に直接、オリジナルの発毛カクテルを注入することで有効成分を浸透させ、薄毛の改善を図る施術。
【銀座総合美容クリニック ノーニードル育毛メソセラピー】
- ミノキシジルやフィナステリド、VEGFやIGF-1等の成長因子(グロースファクター)や複合ビタミンなど発毛に有効な成分を直接注入し内服療法と併用することでより発毛効果を高める事を可能にする治療法。
【AGAルネッサンスクリニック 毛髪再生メソセラピー】
- 薄毛部位にレーザーと超音波を用い、発毛育毛に必要な成分を浸透させる治療法です。
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AGAスキンクリニック新宿駅前院が、2018年12月1日に開院しました。
こ...
総括
今回は主にミノキシジル注射の効果、期間、頻度から副作用まで様々な観点からその特徴をご紹介してきました。
特に重要なポイントは・・・
- VEGFやIGF-1等といった成分を直接頭皮の中に注入する
- 副作用の影響が少なく、短期間で発毛効果を実感できる。
- 内服薬であるミノタブ、またはプロペシアを併用した治療法も効果に期待できる
- 効果がある分、価格が内服・外用薬よりコストが高いので治療を考えている方は、しっかりと考える必要がある
ことが重要です。
薄毛治療を短期間で終わらせたい方、お金がかかっても治療をしたいという方、副作用に悩んでいる方でしたら是非この治療法を相談してみると良いのではないでしょうか。
0円
- 自らの薄毛に悩んだ医師が開発したオリジナルの治療薬が好評
- 外来実績33万人
- 全額返金保証制度あり
- 全国に55院以上展開
- テレビ電話による在宅診療実施中
- 無料カウンセリング実施中
最終更新日: 2020-08-28
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