通販?クリニック?プロペシアのジェネリックの効果・副作用と価格まとめ
先発医薬品であるプロぺシアの特許が切れ、日本国内で続々とプロペシアのジェネリック医薬品が登場しています。今回は、プロペシアジェネリックの効果や、処方価格、副作用などについてまとめました!また薬の購入元として、通販とクリニックのどちらがオススメかも解説しています。
目次
そもそもジェネリック薬品とは
まずはジェネリック薬品がどのような薬か、簡単にご説明します。
後発医薬品
ジェネリック薬品とは後発医薬品のことで、新薬の特許が切れた後に開発・販売される同じ成分を使った薬のことです。
新薬の開発には、10年以上の月日と莫大な開発費用がかかるため、処方価格も高価です。
しかしジェネリック薬品であれば、すでに新薬で有効性や安全性が証明されているので、開発コストが抑えられるため安く処方できます。
ゾロとも呼ばれている
ジェネリック薬品は「ゾロ」や「ゾロ薬」とも呼ばれています。
新薬には、開発にかかった費用を回収できるように特許期間が決められているのですが、特許が切れた後に「ゾロゾロ」出てくる薬という意味から名付けられました。
プロペシアの特許期間
プロペシアは、アメリカのメルク社が開発した新薬です。
そして、プロペシアの特許が切れるのは、2019年だと予想されていました。
しかし、2015年2月にはファイザー株式会社が製造販売の許可を取得し、4月から販売が開始されたことで話題となりました。
その1年後、沢井製薬から「サワイ」が、クラシエ製薬から「クラシエ」が、東和薬品から「トーワ」が続々と販売開始されたことから、現在では事実上プロペシアの特許は切れたものと見られています(各製薬については後述します)。
プロペシアジェネリックの効果・処方価格・副作用一覧表
現在は、様々な種類のプロペシアジェネリック薬品が販売されています。
ここでは、クリニックで処方されているプロペシアジェネリック薬品の中から、効果や処方価格、副作用などをまとめています。
副作用一覧表
副作用については、新薬であるプロペシアと同じです。
重大な副作用は肝機能障害ですが、頻度は明確になっていません。
そのため、常に体調を観察し、異常を感じたら服用を中止するなどの対処が必要です。
その他の副作用は以下の通りです。
頻度不明 | 1~5%未満 | 1%未満 | |
---|---|---|---|
過敏症 | 瘙痒症、蕁麻疹 発疹、血管浮腫 (口唇、舌、咽喉及び顔面腫脹を含む) |
||
生殖器 | 睾丸痛、男性不妊症・精液の質の低下 (精子濃度の減少、無精子症 精子運動性の低下、精子形態の異常等) |
リビドー減退 | 勃起機能不全、射精障害 精液量の減少 |
肝臓 | AST(GOT)上昇 ALT(GPT) 上昇 γ-GTP上昇 |
||
その他 | 乳房圧痛、乳房肥大 抑うつ症状、めまい |
処方価格一覧表
プロペシアのジェネリック薬品は、処方するクリニックによっても価格が違います。
そのため、この表では相場の価格を記載しています。
ちなみにクラシエについては、現在処方しているクリニックが少なく、以前取り扱いのあったクリニックでの価格を参考にしています。
処方価格(1錠) | |
---|---|
プロペシア | 200円~350円 |
ファイザー | 175円~200円 |
トーワ | 140円~170円 |
サワイ | 140円~170円 |
クラシエ | 180円 |
比較すると、今のところ最安値はトーワ、もしくはサワイという結果になりました。
また、今後も新規ジェネリック薬品が参入してくる可能性があり、フィナステリドの価格は下がっていく傾向にあります。
プロペシアジェネリックを比較してみた
ここからは、プロペシアジェネリック薬品それぞれの特徴をご紹介していきます。
クリニック処方
プロペシアジェネリックには、日本国内で承認を受けてクリニックで処方される薬と、個人輸入で入手する海外の薬があります。
ここでは、クリニックで処方されるプロペシアジェネリックについて解説しています。
クラシエ(クラシエ薬品)
フィナステリド錠クラシエは、クラシエ薬品が販売するプロペシアのジェネリック薬品です。
クラシエが国内で承認を取得したのは2016年2月、販売が開始されたのは2016年4月です。
0.2mgと1mgの2種類があります。
現在、クラシエを処方しているクリニックはほとんどありません。
サワイ(沢井製薬)
フィナステリド錠サワイは、沢井製薬が販売するプロペシアのジェネリック薬品です。
サワイが国内で承認を取得したのは2016年2月、販売が開始されたのは翌月の3月です。
0.2mgと1mgの2種類があります。
サワイは、以下のクリニックで処方されています。
- 浜松町第一クリニック
- イースト駅前クリニック
トーワ(東和薬品)
フィナステリド錠トーワは、東和薬品が販売するプロペシアのジェネリック薬品です。
トーワが国内で承認を取得したのは2016年9月、販売を開始したのは同月20日です。
0.2mgと1mgの2種類があります。
トーワは以下のクリニックで処方されています。
- 浜松町第一クリニック
- イースト駅前クリニック
- 肌のクリニック高円寺院
ファイザー(ファイザー)
フィナステリド錠ファイザーは、ファイザー社が販売する日本で初めて認可されたプロペシアのジェネリック薬品です。
ファイザーが国内で承認を取得したのは2015年2月、販売が開始されたのは同年4月です。
0.2mgと1mgの2種類があります。
ファイザーは以下のクリニックで処方されています。
また、ジェネリック薬品の中では、ファイザーの取り扱いがもっとも多いです。
- 浜松町第一クリニック
- AGAスキンクリニック
- ヘアメディカル
- 湘南美容外科クリニック
オオサカ堂などで購入
ここでは、個人輸入で入手できる海外製のプロペシアジェネリックについて解説しています。
個人輸入の中でもっとも手軽なのが、オオサカ堂などの個人輸入代行業者に依頼する方法です。
輸入を希望する個人の代わりに、海外から製品を買い付け、代金の受け渡しを行います。
フィナバルド(East West Pharma)
フィナバルドは、インドのイーストウエストファーマ社が販売するプロペシアジェネリックです。
インドの製薬会社の中では知名度が低く、あまり知られていませんが、プロペシアジェネリックの中では安価な部類に入ります。
ハリフィン(T.O.Chemicals)
ハリフィンは、タイのティー・オー・ケミカルズ社が販売するプロペシアジェネリックです。
作用機序はプロペシアと同じで、発ガン性が疑われているキノリンイエローは含まれていません。
フィンぺシア(Cipla)
フィンぺシアは、インドのシプラ社が販売するプロペシアジェネリックです。
以前のフィンぺシアにはキノリンイエローが含まれていましたが、現在はキノリンイエローフリーの新タイプに変更されています。
海外のプロペシアジェネリックの中ではもっとも有名で、服用している人も多いです。
フィナロ(Intas)
フィナロは、インドのインタス・ファーマシューティカルズ社が販売するプロペシアジェネリックです。
インタス社は2006年に設立した新しい製薬会社で、日本での知名度はまだまだ低いです。
しかしフィナロは、プロペシアジェネリックの中ではもっとも価格が安いです。
プロペシアジェネリックのメリット
新薬のプロペシアではなく、ジェネリック薬品を服用するメリットをご紹介します。
価格が安い
ジェネリック薬品は、新薬に比べて価格が安いことがメリットです。
薄毛治療薬のように継続が必要な薬の場合、ジェネリック薬品を選んだほうが続けやすくなります。
日本国内で承認されているジェネリック薬品では、新薬の30~40%程度安くなり、海外のジェネリック薬品なら半額以下で購入できる薬もあります。
プロペシアジェネリックのデメリット
プロペシアのジェネリック薬品も良いことばかりではありません。
ここからは、ジェネリック薬品を服用するデメリットをご紹介します。
プロペシアと全く同じ薬ではない
ジェネリック薬品として開発されるときに認められている新薬との違いは、形状や色、味、添加物です。
つまり、プロペシアと全く同じではないということです。
そのため、今までプロペシアを継続して服用しても問題が起こらなかった人も、ジェネリック薬品に変えてから問題が発生する可能性もあります。
コピー品が出回っている
プロペシアは0.2mgよりも1mgが良い
海外で販売されているプロペシアのジェネリック薬品の中には、偽物が混ざっていると、日本の厚生労働省から注意喚起が出されています。
プロペシアの偽物は、服用しても効果がないばかりか、体への深刻な健康被害も起こしかねません。
そのため、きちんと成分鑑定を受けている薬を選ぶことが大切です。
また、個人輸入代行業者の中には悪徳な業者もいて、クレジットカード番号などの個人情報を盗んだり、お金だけ振り込ませて商品を送らなかったりするケースもあります。
効果は1mgのほうが高い
プロペシアは1mgのほうが効果が高いです。
24歳から50歳までの男性型脱毛症患者が、0.2mgと1mgを48週にわたり服用するという実験が行われました。
その結果、1mgを服用した患者のほうが薄毛改善率が高いことが分かりました。
含有量が多いほうが効果が出やすいのは当然ですよね!
0.2mgと1mgだと副作用があまり変わらない
副作用の発現率は、0.2mgを服用した患者よりも1mgを服用した患者の方が若干高いですが、0.2mgと1mgの副作用の差はほとんどないと言えるでしょう。
どうしても副作用について気になる方は、医師に相談してみましょう。
値段の差があまりない
プロペシアは、0.2mgと1mgで処方される値段があまり変わりません。
クリニックで処方してもらう場合は、だいたい6,000円~10,000円が相場となっています。
そのため、1mgを選んだほうが価格的にもお得だと言えます!
0.2mgは日本にしかない
0.2mgは日本でしか販売されていません。
日本の薬事法では安全性を重視しているため、副作用のリスクにも対応できるよう、独自に含有量を調節されているからです。
個人輸入よりもクリニック処方がオススメ
先ほども説明した通り、個人輸入にはリスクがあり、健康被害を受ける危険性があるため、個人輸入はオススメできません!
そのため、プロペシアやプロペシアジェネリックを服用するなら、まずはクリニックを受診し、診察を受けた上で処方してもらいましょう。
また、継続が必要な薄毛治療は、薬を飲み続けることで、肝臓など体への影響も心配されます。
クリニックで定期的に診察や血液検査を行うことで、体に起こる異変にいち早く気がつき、対処することが可能です。
プロペシアやプロペシアジェネリックを購入できるクリニックは、以下がオススメです!
0円
- 1カ月4,200円からのリーズナブルな費用が特徴
- 自らの薄毛に悩んだ医師が開発したオリジナルの治療薬が好評
- 月1回30分の通院で済む
- 患者の状態に合わせた適切な処方
- プライバシーへの配慮が抜群
- 全国に45院展開、年中無休、10:00〜21:00まで営業
- 無料カウンセリング実施中
0円
- 業界では初の無料テレビ電話診察
- カウンセリング・初診料・再診料は常に無料
- 治療薬は郵送も可能
- 料金体系が明確でお薬代は月5,500円〜最大でも31,000円
- 無料カウンセリング実施中
0円
- プロペシアが安い
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- 全国各地28箇所にクリニックあり
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- 発毛実感率99%
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総括
- ジェネリックとは、新薬の特許が切れた後に開発・販売される同じ成分を使った薬のこと
- ジェネリックでも正規品とほぼ同じ成分や効能だが、価格が安い
- ジェネリックだからと言って、副作用が出やすい、強い、ということはない
- 個人輸入をすると、偽薬が送られたり、業者に騙されたりする場合があるので、利用しないこと
- 正規品であるプロペシアを服用するなら、0.2mgよりも1mgが良い
プロペシアの特許が切れたことで増えているジェネリック薬品ですが、今後も継続しやすい価格に下がっていくかもしれません。
個人輸入で手に入れることができるプロペシアのジェネリックですが、クリニックでの処方をオススメします。
副作用の項目でもご紹介した通り、プロぺシアは継続して服用することで、重大な肝機能障害も報告されています。
クリニックで定期的に検診をすることで、起こり得る副作用とうまく付き合っていくことができるでしょう。
最終更新日: 2020-07-21
タグ:
プロペシア
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