【副作用】育毛剤・発毛剤の効果と副作用総まとめ!安心して使うならコレ
育毛剤・発毛剤を購入するときは効能とあわせて副作用についても確認しましょう。育毛剤は継続して初めて効果があるものなので、副作用を把握せずに使うと気づかないうちに体調を崩したり、AGAを進行させてしまうなんてことも。育毛剤選びは自分の身体と症状に合ったものを選ぶことが大切です。
目次
育毛剤や発毛剤の効果
AGAの進行を止め髪を増やす、今ある量を保つという目的はどの育毛剤も同じですが、そのアプローチの仕方は育毛剤によって複数あります。
- AGAの進行を止める(髪を抜けないようにする)
- 発毛を促進させる
- 髪を丈夫に育てる
- 頭皮や髪の環境を良くする
このように育毛剤によって効果は様々ですが、それは同時に副作用も様々ということを意味します。
育毛剤や発毛剤には副作用がある!
育毛剤には副作用が存在するものがあります。
たとえば育毛剤の中には血管を拡張させ血流を改善させる効果があるものがあります。
血流が改善すると髪に栄養が行き渡りますが、血管が拡張されると血圧は下がるため、低血圧症を招くことがあります。
このように1つの効果が体に様々な影響を与えるため、副作用が発生してしまいます。
育毛剤は毎日継続して使用するため、体への刺激が少ないものでもその負担が蓄積し、ストレスを感じたり、頭皮環境が荒れてしまうなど逆効果になることもあるのです。
育毛剤は育毛効果にのみついつい目が行きがちですが、副作用についてもしっかりと理解しておきましょう。
育毛剤、発毛剤の副作用一覧
副作用と聞くと怖くなってしまいますが、基本的にはそれほど酷くなるものはなく、体質に依存するものが多いです。
しかし、臨床実験の結果、重大な肝機能障害を起こす疑いのある育毛剤(だいたい発毛剤の分類にあたるもの)も存在します。
副作用について知っておくことは育毛に取り組む上でとても重要なことです。
次からは代表的な副作用と、それを起こす可能性のある育毛剤についてご紹介していきます。
初期脱毛
初期脱毛とは、AGA治療の初期段階で起こる抜け毛の増加のことです。
ここで抜ける毛は弱く細い毛が多く、その下には強い毛が控えています。
これはヘアサイクルの乱れを整えている状態ですので、あまり心配はいりません。
むしろ治療の効果が表れている良い兆候とされています。
初期脱毛は内服薬で起こることが多いです。
あまりに長い期間続くようでなければ、次に生える髪のことを楽しみに気長に待ちましょう。
初期脱毛を引き起こす可能性のある育毛剤はこちらです。
- 内服薬系:プロペシア・ザガーロ・ミノタブ
- ミノキシジル系育毛剤:リアップ・ロゲイン・カークランドなど
血圧の低下
育毛剤の中には副作用として血圧を低下させるものがあります。
血圧が低下するとは、体を流れる血液の巡りの勢いが弱まることです。
体の上にある脳や、末端にある手先への血の巡りが遅くなり、様々な症状が出てきます。
代表的なものは以下の症状です。
- めまい
- 冷え
- 動悸
- 吐き気
- 疲労
血圧を低下させる作用がある育毛剤はこちらです。
- ミノキシジル系:ミノタブ・リアップ・ロゲイン・カークランドなど
特に女性に多い低血圧ですが、重篤なものになると意識障害を引き起こすこともあるため、低血圧気味で育毛剤の使用を考えている方は、使用前に必ず医師と相談するようにしましょう。
また、高血圧で服薬している方も注意が必要です。
めまい
めまいは周囲や自分が回ってるように感じられ、頭がふらっとしたりくらくらしたりするような感覚になる症状のことです。
他にも浮いているようなふわふわとした感覚になったり、目の前が真っ暗になることもあります。
吐き気
吐き気も低血圧症の症状の1つです。
また、内服薬によって胃が荒れて起こる可能性もあるため、胃の不快感や体質に合わないと感じたときは、すぐに使用を控えましょう。
性欲減退
育毛剤の中には副作用で性欲減退が起こることがあります。
性欲減退の他にも勃起機能障害(ED)や射精障害など、性機能への異常が起こることもあり、実際に、内服薬であるプロペシア(フィナステリド)を販売する製薬会社MSDは、臨床試験において性欲減退や勃起機能障害(ED)などの副作用を確認したと報告しました。
また、日本泌尿器科学会の前立腺肥大症治療のガイドラインでも、臨床実験の結果フィナステリドとデュタステリドには射精障害を引き起こす可能性があると結論付けています。
性欲減退を引き起こす可能性のある育毛剤はこちらです。
- フィナステリド系:プロペシアなど
- デュタステリド系:ザガーロなど
かぶれ・炎症
肌の弱い人や、合わない外用育毛剤を使用していると、かぶれを起こす可能性があります。
肌がヒリヒリと痛んだり、かゆくなるためストレスを感じるばかりか、頭皮環境が荒れてしまうので、継続使用は逆効果になり得ます。
かぶれの原因は
- 育毛剤の成分(主にミノキシジルやアルコール)と体質が合わない
- 育毛剤の用法用量を守らないことによる雑菌の繁殖
などがあげられます。
ミノキシジルによって肌がただれる「ミノキ焼け」という言葉も存在します。
かぶれを引き起こす可能性のある育毛剤はこちらです。
- アルコール分の多い育毛剤(多くの育毛剤にはアルコールが含まれています。
) - ミノキシジル系:ミノタブ・リアップ・ロゲイン・カークランドなど
肝臓や腎臓への影響
肝臓と腎臓は身体の中で解毒の役割を持っており、内服薬であるプロペシアやミノキシジルタブレットも体に入ればこれらの臓器で代謝が行われ、尿や便として排出されます。
育毛剤に使われる内服薬の肝臓への影響はそれほど大きくはありませんが、育毛剤は長期間服用し続けなければならないため、その間、肝臓や腎臓に負担をかけ続けることとなります。
臨床実験ではプロペシアを服用した患者が肝機能障害を起こしたという事例があり、副作用の欄にも記載されています。
肝臓や腎臓に影響を与える可能性のある育毛剤はこちらです。
- 内服薬:プロペシア・ミノタブ・ザガーロなど
多毛症
多毛症とは体毛が増加する副作用です。
例としてミノキシジルはもともと高血圧患者の治療に使われていましたが、多毛症になる作用があるということで育毛剤・発毛剤デビューを果たしました。
ミノタブによる体毛の増加はほとんどの人に見られるようです。
個人差がありますが、元々体毛が薄い人からすると、はっきりと自覚できるほどに生えてくるようです。
多毛症を引き起こす可能性のある育毛剤・発毛剤はこちらです。
- ミノタブ
ミノタブはひげも増加させることもあるため、髪以外の発毛を望まない方は、ミノタブ以外の発毛剤を選択した方が良さそうです。
胸の痛み
胸の痛みは主にミノキシジルを含んだ育毛剤で起こります。
ミノキシジルには血圧降下作用がありますが、体は血圧を一定に保とうと下がった血圧を元に戻そうとするため、心臓がより強く血液を送り出そうとします。
また、ミノキシジルの血液拡張作用は静脈にはあまり起こらず、動脈に強く起こります。
このアンバランスさも心臓に負担をかけます。
これが動悸、胸の痛みに繋がります。
因果関係はないとされていますが、過去には死亡例があると報道されたこともあるため、注意が必要です。
胸の痛みを引き起こす可能性のある育毛剤はこちらです。
- ミノキシジル系 ミノタブ・リアップ・ロゲイン・カークランドなど
外用薬は内服薬よりは軽くはなりますが、血中に成分が流れ込むことによって以上の副作用が起こる可能性があります。
頭皮のほてり、手足のむくみ
育毛剤の使用後、頭皮が少し熱く感じたり、手足のむくみが起こることがあります。
これらはミノキシジルを使用した育毛剤によって起こることが多く、代表的な副作用です。
ミノキシジルの血管拡張作用によって血管が拡張されると血管からの放熱効果も大きくなるため、ほてりを感じるようになるのです。
また、抗利尿作用もあるため体内に水分が溜まりやすくなり、むくみが起こります。
頭皮のほてり、手足のむくみを引き起こす可能性のある育毛剤はこちらです。
- ミノキシジル系 ミノタブ・リアップ・ロゲイン・カークランドなど
医薬品、医薬部外品、化粧品(スカルプエッセンス)など種類別の副作用の発生しやすさ
育毛剤やスカルプエッセンスは、薬事法によって以下に分けられます。
- 「医薬品」とは、治療を目的としたものであり、有効成分の効果が厚生労働省に認められているもの
- 「医薬部外品」とは、予防を目的とし、厚生労働省が許可した効果・効能の成分が含まれているもの
- 「化粧品」(スカルプエッセンス)とは、医薬品や医薬部外品よりも人体に対する作用が穏やかなもの
基本的には
医薬品>医薬部外品>化粧品(スカルプエッセンス)
の順で効果が高く、その分副作用も高くなります。
医薬品にあたるミノキシジルやフィナステリド(プロペシア)などは効果が高い分副作用の頻度も高く、医薬部外品の方が効果が緩やかである分副作用も少ないです。
化粧品(スカルプエッセンス)になると更にそれらの効果や副作用は緩やかになります。
ミノキシジルとプロペシア、ザガーロの副作用
ミノキシジル | プロペシア | ザガーロ | |
---|---|---|---|
初期脱毛 | 〇内服・外用 | 〇 | 〇 |
血圧低下 | 〇内服・外用 | × | × |
性欲減退 | × | 〇 | 〇 |
かぶれ | 〇内服・外用 | × | × |
肝臓や腎臓への影響 | 〇内服 | 〇 | 〇 |
多毛症 | 〇内服 | × | × |
胸の痛み | 〇内服・外用 | × | × |
頭皮のほてり、手足のむくみ | 〇内服・外用 | × | × |
〇は副作用の起きる可能性の高いもの、×は可能性の低いものです。
ミノキシジル(特にミノタブ)による副作用が多いことが確認出来ます。
副作用が100%ないと断言できる育毛剤や発毛剤はない
全ての薬は副作用があっても穏やかで気にならないだけであり、副作用のない薬は存在しないと言われています。
1つに作用すれば他のところにも少なからず影響は出るものです。
薬だけでなく、医薬部外品の育毛剤や化粧品のスカルプエッセンスも同様のことが言えます。
大事なことは副作用を理解してから自分の体と症状に合ったものを選び、用法用量を守って正しく使用することです。
副作用の発生確率
ミノタブ
含有量が1%につき、発生確率は2~3%です。
1錠あたりの含有量が2.5mgや5mgのものが主流なので、服薬すると単純計算で5~15%の確率で副作用が起こることになります。プロペシア
プロペシアの注意書きには、性欲減退が1~5%未満、勃起機能不全・射精障害・精液量減少が1%未満と記載されています。ザガーロ
日本と海外の国際共同治験において、ザガーロを投与した総症例557例中、95例に副作用が報告されています。
全体の17.1%に何らかの副作用が起こっています。
育毛剤や発毛剤の使用で万全を期すならパッチテストを
事前にパッチテストをしておくと、肌に合う育毛剤かわかるので安心です。
育毛剤にはアルコールが含まれているものもあるため、肌が弱いという方は是非やってみることをおすすめします。
やり方はとても簡単です。
- 1.育毛剤を数滴、二の腕など皮膚の柔らかいところに垂らして揉み込む
- 2.揉み込んだ部分を濡らさないように絆創膏などを貼って24時間ほど放置する
- 3.時間が経ったらはがして、赤みやかゆみなどの異常がないか確認する
この際に違和感など異常を感じた場合は肌に合わない可能性が高いので、使用を控えましょう。
育毛剤や発毛剤によっては女性は使えないことも
薄毛は男性と女性で原因が違うため、育毛剤も男性用と女性用とで成分が違うことがあります。
基本的には男性用育毛剤の方が刺激が強く、体内のホルモンに作用するものもある中、女性用のものは低刺激で髪や頭皮をいたわるようなものが多いです。
女性が使用できない育毛剤として、フィナステリド(プロペシア)やデュタステリド(ザガーロ)など、元は前立腺肥大症治療のために使われたものがあげられます。
これは妊娠・授乳中の女性が摂取すると、男児の生殖器の発育に異常をきたす恐れがあるため、触れることすら推奨されていません。
女性用の育毛剤には医薬品のパントガールがあります。
以下の記事を参考にしてください。
『パントガール』は女性専用の育毛剤です。
しかも飲み薬のタイプとして世界初の...
内服薬の入手はクリニックがオススメ!
AGA治療でよく使用されるミノキシジルタブレッドやプロペシアなどの内服薬は、処方薬のためドラッグストアでは購入することはできません。
これらを入手する方法として、個人輸入か、医療機関からの処方があります。
個人輸入は価格が安いというメリットがありますが、リスクの観点からクリニックで処方されることをおすすめします。
以下リスクについて詳しく解説していきます。
副作用はあるけど、やはり効果が高いのは内服薬
2010年に日本皮膚科学学会が発表した、AGA治療法の推奨度をまとめた育毛ガイドラインでも、フィナステリドとミノキシジル(ここでは外用ですが)は最高ランクの評価を得ており、AGA治療において最初に選択すべき治療法とされています。
これらは育毛研究が進んだ現在でも高い効果を上げていますが、副作用が存在するのもまた事実です。
そのため万が一のリスクを考えて、もし副作用が起きてもケアをしてもらえる、きちんとした医師の元で処方してもらうことが望ましいのです。
安心感のある治療が可能
クリニックの強みは、薬の購入からその後まで一貫して医師のサポートがあることです。
個人輸入の場合は処方薬より安く薬を手に入れることができますが、悪質な業者から偽造薬を購入させられる被害だけでなく、薬の副作用や自身の体質に合っているかなどを自分で判断しなくてはなりません。
クリニックでは医師がカウンセリングや検査を通して症状に合った薬を処方してくれるので、薬選びを失敗するリスクが低く、万が一副作用が出たとしても、医師に相談することで適切な対処を取ることができます。
カウンセリングを無料で行っているクリニックも多いので、治療薬に興味がある方はぜひ1度訪れることをおすすめします!
0円
- 1カ月4,200円からのリーズナブルな費用が特徴
- 自らの薄毛に悩んだ医師が開発したオリジナルの治療薬が好評
- 月1回30分の通院で済む
- 患者の状態に合わせた適切な処方
- プライバシーへの配慮が抜群
- 全国に45院展開、年中無休、10:00〜21:00まで営業
- 無料カウンセリング実施中
0円
- 業界では初の無料テレビ電話診察
- カウンセリング・初診料・再診料は常に無料
- 治療薬は郵送も可能
- 料金体系が明確でお薬代は月5,500円〜最大でも31,000円
- 無料カウンセリング実施中
副作用の可能性が低い育毛剤はこちら!
AGAと向き合うにはある程度、副作用のリスクを覚悟しなくてはなりませんが、AGA治療を諦める必要はありません。
副作用の心配が少なく、評価の高い育毛剤もたくさんあります。
以下でご紹介していきます。
チャップアップ
無添加無香料で、植物由来のエキスとアミノ酸が配合されている肌にやさしい育毛剤です。
また、精力減退の報告は一例もないと公式サイトで謳われています。
BUBKA ZERO(ブブカゼロ)
ウリの成分である「M-034」は昆布などの褐藻を凝縮したエキス。
業界初のノンアルコール製法で頭皮にも優しく、また天然成分のみを使用した無添加・無香料です。
マイナチュレ
無添加がウリの女性用の薬用育毛剤です。
香料・着色料などは含まれず、ミツイシ昆布を主とした27種類の天然成分と10種のアミノ酸で作られています。
M-1
防腐剤・添加物が含まれていないほか、温泉由来の発酵技術による温泉酵母により、防腐目的のアルコールを使用しないことを可能にした育毛剤です。
アルコールは肌に刺激を受ける方も多いので、アルコールフリーは安心して使用できますね。
フィンジア
フィンジアはキャピキシルなど主要成分のほとんどが天然由来です。
主要成分の1つであるカプサイシンは唐辛子の辛み成分であることから、肌への刺激を心配される方もいるかもしれませんが、そのような心配も必要ないようです。
総括
AGA治療に必要な育毛剤には、多かれ少なかれ副作用は付き物として考えた方が良さそうです。
しかし、アルコールフリーや無添加、植物由来など、さまざまな体にやさしい育毛剤も開発・販売されています。
自分の体や頭皮の状態とよく相談をし、自分に合った育毛剤を選んで、AGA治療に取り組んでいきましょう。
最終更新日: 2021-04-06
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